WEBときどき人事

渋谷のITベンチャーで働く元人事、現メディアのディレクションにいきる僕が日々学んだことをメモするお

内定がないから内定がない。みんなモテる人が好きなのだ。

 

┃内定がないから内定がない。

内定を取るため、良い学生を採用するため。

一生懸命にそのためのノウハウや美談を流布する黒ずくめの天使の人から集中放火を浴び、
1万人の騎馬を相手に吹き矢で挑むくらい集中砲火を受けるのではないかとビクビクしながら筆をとっている。

希望の企業から内定を取るためにすべきたったひとつのこと。

それは企業研究でも、自己分析でも、OB訪問でも、
学生時代の頑張ったエピソードを上手く語ることでも、
自己啓発本を読み漁り素直さや謙虚さをアピールすることでもなんでもない。

冒頭から結論を書いてしまうなら、

それは内定を取ることだ。

┃生物学的な見地からみた男と女

本企画「ぼくは採用を証明しようと思う。」のネタ元になっている
「恋愛工学」の中でコア理論の一つになっているのが
生物学的な見地からみた時に生まれる男と女の行動様式の違いである。 

生物学的には全ての動物は自分の遺伝子を次の世代になるべくたくさん引き継ぐように行動しています。哺乳類のオスは、精子の製造コストが非常に安いので、理論的には一匹のオスが世界中のメスを妊娠させることが可能です。 しかし、メスの場合は少し話が変わってきます。例えば人間のメスの場合、卵子は一ヶ月に一個しか排卵されませんし、妊娠した場合には子供を子宮の中で一年近く育て、さらにある程度子供が育つまで授乳に一年ぐらいかかります。つまり、メスの場合は理論的に生涯で産める子供の数が限られているのです。(金融日記第12号より)

 詳しくは下記メルマガをご覧いただきたいが、凄く簡単にいうと男はいくらでも挑戦ができるが、女性は慎重にならざるを得ないという話だ。(倫理観の話ではなく理論的に言えばの話)

note.mu

┃生物学的な見地からみた学生と企業

この性別による固有さを採用活動における企業と学生に置き換えるとどうだろう。

フェーズにもよるが(この話は次回以降で触れることにする)

男性:学生、女性:企業という風に置きかえられる。

就職活動においてネットの普及や大手ナビさんのエントリー数増やそうキャンペーンの力も働き学生のエントリーコストは非常に安い。ドワンゴさんなどの例を除き面接などは無料で受けられる。多くの企業にアプローチできる下地があると言っていい。一方、企業側は出会える学生は限られており、内定を出せる数で言えばその数%(高くても10%くらい?)がせいぜい妥当といったところだろう。筆者が採用を担当していたころも数千名に会って内定を出すのは1%くらいだったように記憶している。

男女の際と同じように理屈で考えても、企業は内定を出すのに慎重にならざるを得ない。

┃優秀な遺伝子・優秀な学生

生物学な部分に立ち返ると、動物は自分の子孫を後世にまで残すようにプログラムが組まれているため、
弱肉強食の自然界で淘汰されない強い遺伝子を本能的には求めている。

利己的な遺伝子 <増補新装版>

利己的な遺伝子 <増補新装版>

 

採用活動においても、採用できれば誰でもいいというわけでなく
これからの企業を背負って立つような「優秀な子」を採用するべく経営者や人事はプログラミングされている。
弱肉強食の資本主義市場で淘汰されない優秀な学生を本能的に求めているのである。

 ┃限られたリソースの中で優秀さを見極めるファクター=モテること

上記のように女性も企業も限られたリソースの中で、
優秀な人を見極めなければいけない。
その優秀(なように見えること)さ = モテる(ように見えること)なのである。
つまり極端にいうと

何を隠そうみんなモテるひとが好きなのだ。

(世の中、言っていいことと悪いことがある。たぶんこれは後者に分類され就活美談軍の士気を高めてしまうことだろう。)

ここは正直に考えてみてほしい。

・ピッチなどの冒頭にくる輝かしい自己紹介

・営業資料に盛り込まれる実績

・失敗しないレストラン選び食べログの人気

みんな失敗したくないときこそモテる人、もの、サービスを選んでいるではないか。
その失敗したくないもの、できないもの、スイッチングコストが高いものの象徴が
恋愛であり採用活動なのである。

┃就活においてモテる(ように見える)ことの証明こそが内定

就活におけるモテることの証明。
それこそが冒頭に記した「内定を持っていること」だ。

内定をもっているから絶対に採用したい!となるわけではないことは注意が必要だが、
あくまでも内定を持っている人と持っていない人を相対的に比べた場合、
前者の人が面接などでも、より優秀と評価されるだろう(実験してみたいくらいだ)
実際に他社の内定者をハンティングするサービスとして立ち上がったワイルドカードが当時かなり話題を呼んだことも頷ける。

最後に一個秘密がありさっきから表記しているように

モテる(ように見えること)が大事

なのだ。内定を持っていればそれに越したことはないが(それでも話かたには注意が必要。男性が女性に「僕モテるんですよ」とダイレクトに行ったらただの痛い人であるのと同じで、面接官にドヤ顔で「自分内定持っているんですよ」などと言った日にはモテるどころが痛い人として、後はお祈りメールを受信する仕事が残っているだけだ)内定を持っていなくても、モテること、優秀なことを示すことは可能である。

次回以降にその見せ方については執筆していきたい。